読書の秋に勧める小説十選・後編 人が死なない推理小説・その他編
甘々な皆さん
こんにちは、いとです。
皆さんジャムってどのくらい砂糖入れるかご存じですか?
材料にもよりますが、通常は材料にする果物の重量の50%の砂糖を入れます。また一つ賢くなったね。
まあ、そんなことはともかく前回の続きという事で小説を紹介して行こうと思います。
前回は人が死ぬ推理小説がメインであり、そんな野蛮な小説読めない!って言う甘々な人向けに今回は人が死なない推理小説と推理小説以外の小説を紹介し、
甘々な方も自分と同じく、インドア派の趣味にハマっていただければと思います。
違いますよ、
int型ではありません。似てるけどね。
『カクレカラクリ An Automaton in Long Sleep』/森博嗣
2つの旧家がいがみ合う村を訪れた大学生の郡司と栗城、この村にはとある有名なからくり士が120年後に起動するからくりを設置しているという。
正確に120年後に起動するからくりは何処に?どうやって?どのような仕組みで設置されているのか旧家の娘たちと共に探していく。
横溝正史や三津田信三なら間違いなく猟奇的な殺人事件が展開するであろうこの設定で爽やかな冒険劇が繰り広げられ、
更に120年後ちょうどに動き出すからくりに対する考察も面白くあっという間に読めてしまいます。
できれば高校時代とかに読みたかったな、と思える作品でした。
この作品は後にSPドラマ化され、栗山千明等が出演していたのですが、例のごとくDVD化されていません。なんでや!
クラス内にいる物静かな女の子、酉乃。たまたま入ったレストラン・バー『サンドリヨン』でマジシャンをしている彼女はいつもとは打って変わって饒舌だった。彼女のマジックの知識を使って主人公と酉乃は学校内で起こる現象を見破っていく。
青春ミステリーの代表とも言える雰囲気の作品で、恋愛、友情、成長が詰まっていて俺の青春時代とは正反対ですね。
まあ、そんなことはともかく主人公の性格が内気すぎてイライラしますが、青春小説としてのくすぐったさが味わえる作品です。
作成していたミステリー映画が脚本家が病床に伏してしまったため学園祭を目前に頓挫してしまった。一体脚本家はこの映画をどのようなオチにする予定だったのか・・・。
このシリーズは『氷菓』というタイトルでアニメ化されたため、ご存知の方も多いと思います。
実はこの作品は今まで読んだ中で一番好きな推理小説で、登場人物の思惑が重なりあって起きた映画の真実は何回読んでも心に来ます。
まあ、普段ならアニメから入ってくるドヤ顔で語るにわか野郎人はあまり好きではないのですが、この作品にしてはアニメも原作通りに出来ていて個人的には評価が高いです。氷菓だけにね。
『ブラックペアン1988』/海堂尊
残りの2作は推理小説では無いジャンルの作品を紹介しようと想います。
『チーム・バチスタの栄光』でお馴染みの作家海堂尊による『チーム・バチスタの栄光』に繋がる序章作。
大学病院で繰り広げられる医師同士の抗争と各自の思う医療の目指すべき道。推理のついていない純粋な医療モノでここまで引きこまれた作品は初めてでした。
正直に言って海堂尊の作品群では随一の出来だと思っています。
仲村トオル主演で映像化されていたドラマシリーズの最終作『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』ではこの作品っぽい話しが少し触れられましたがそれだけでした。
まあ、完全に余談なんですが
桐谷美玲可愛いですよね。完全に余談。
『戦国の長嶋巨人軍』/志茂田景樹
戦国に長嶋巨人軍がタイムスリップする話です。
あの完全試合を達成した槙原が柴田勝家にホームランを打たれるシーンは名シーンです。
まあ、何ていうか・・・。もう面倒臭いんで図書館とかで借りてみてください。
皆さんネタだと思うかもしれませんが割とガチで熱くなれちゃう作品ですよ。
さて、以上で10作オススメさせて頂きました。
最後を『永遠の0』とか『星の王子さま』とかにすれば収まりも良かったんじゃねーの?とか思うかもしれませんが、その通りです。
そこら辺りの作品は多分何十回も、それこそ何百回もオススメされてると思いますし。それに奇をてらってアクセス数を稼ぎたいですし・・・。
そんな訳なんでみなさんも是非この機会に読書にハマってみてはいかがでしょうか?
違いますよ、
M.C.ハマーではありません。似てるけどね。