総決算!2014年公開映画個人的ランキング 19位~11位
前回21位で止めとけば切りが良かったと思う皆さん
こんにちは、いとです。
前回の段階で全く考えておらず19位から11位というとても中途半端な記事になってしまいましたがこれは完全に気づきの問題です。
思い返してみると、小学校の頃サッカー中に頭から出血するような怪我を負ったのもゴールポストの近くであるという事に気がつかなかったからだし、大学時代に車にはねられたのも同じだし、関ヶ原の戦いで小早川秀秋の裏切りに気づかなかったりと昔から気づきの悪い男だと思っています。
そんなことはともかく、
前回に引き続き、今年鑑賞した『2014年公開映画』をランキング付けしていきたいと思います。
19位ダラス・バイヤーズクラブ
『「くたばれ!」と社会は言った。「くたばるか!」と男はたった一人で戦いを挑んだ。』
アカデミー賞主演男優賞、助演男優賞をダブル受賞した実話を元にした映画。
エイズで余命30日と診断された主人公が非合法な手段を使って薬を仕入れ「エイズは同性愛の病気」と言った差別に苦しみながら同じ境遇の人間に売り捌いていく。
とにかくこの映画のために凡そ20キロ絞ったマシュー・マコノヒーと10キロ絞ったジャレット・レトの演技が素晴らしく命よりも利権を優先する薬会社に恐ろしさすら感じます。
でも、ちょっと中だるみな印象も・・・。
18位ローン・サバイバー
『この覚悟は、倒れない。』
こちらもまた、実話を元にした映画で19名が死亡し、たった1人だけが生還したレッド・ウィング作戦の顛末を描いた作品。
仲間のため命を捨てる米兵たちと、会話も出来ない見知らぬ米兵のために命を張る現地の住人など熱く悲しい展開が多く感動するけれど、
敵兵は19名ってレベルじゃないくらい死んでいるのに触れないのはなんだかなあ、という気持ちにもなります。
17位★サンブンノイチ
『騙し合いの一発逆転劇ーー最後に勝つのは誰だ!』
銀行強盗で手にした大金、その金を分配する段階で仲間割れが起こる。しかし、その仲間割れは単なる3人の争いに収まらず地元のギャング達を巻き込んだ6つ巴の争いに発展する。
品川庄司の品川監督作品は正直あまり好きではないけれどこの作品は面白かった。
流れるように進む展開と誰が勝つか分からないドキドキ感、そして適材適所と言った配役はかなり好きで特に窪塚洋介が相変わらずで良かった。
16位★ケープタウン
『そこは、神に見捨てられた街ーー』
子供の失踪事件、猟奇的とも言える殺人、2つの事件が繋がる時、街を狂気の闇が包み込む。
『ロード・オブ・ザ・リング』や直近の『ホビット』でエルフのレゴラスを演じたオーランド・ブルームの主演作だが、レゴラスを演じた時と違いアウトローな汚れた役が違った方向性で格好いい。
燃えたぎる炎のようなオーランド・ブルームと静かに燃えるフォレスト・ウィテカーの2人の刑事の行き着く先は・・・。
鑑賞するつもりなら結構エグいので注意して下さい。
15位LIFE!
『生きてる間に、生まれ変わろう。』
何事にも臆病でいつも妄想ばかりしている男が社内改変で立場を奪われる危機に際し己の生き方を変える旅に出るという映画。
こういった映画は説教臭くて普段ならあんまり見ることはないけれどたまたま見る機会があって鑑賞。
しかし、全体を通してミュージックビデオの様な演出と主人公の成長の過程に感情移入でき結構のめり込む事ができ後半はかなり感動出来ました。
14位★寄生獣
『日常は、ある日とつぜん、食べられた。』
大人気漫画の実写化作品。
予想通りというかこういう作品は原作ファンに見てもいないのに手酷く叩かれる傾向にあるが言われているほど酷くなかった気がする。
主人公の成長がやや早過ぎるので唐突に感じるかもしれないが、原作を知らなければ充分に楽しめるしこの作品から原作に入るのもありかと。
『踊る大捜査線』で有名な深津絵里もすみれさんとは思えないほど不気味で中々良いです。
13位★PERSONA3 THE MOVIE #2 Midsummer Knight's Dream
『I exist to protect you.』
ゲーム『PERSONA3』の映画化2作目。
前作『Spring of Birth』では一作品使い主人公の心の成長を描いたのに対し3、4作目を見越してか色々が尻切れになってしまうのが残念というか先が気になる。
原作をやっているのにとにかく気になって気になって仕方がないので来年の次作が楽しみです。
そしてサブタイトルはウィリアム・シェイクスピアの戯曲『真夏の夜の夢(Midsummer Night's Dream)』のもじりなのが何かオシャレで知的な雰囲気で結構好き。
12位★攻殻機動隊ARISE border:4 Ghost Stands Alone
『全ての電脳が侵される時、そのゴーストは目覚めるーー』
前代未聞の複数同時ゴーストハックによる無差別テロ。事件の直後犯人への手が掛かりを掴んだ草薙素子たちは自らの手で真相へと突き進んでいく。
新攻殻機動隊であるARISEシリーズの最終作。『攻殻機動隊』に繋がるファクターがふんだんに散りばめられていてファンとしては嬉しい。
何よりも1作目に比べると60分という短い時間の中で物語を収める腕が格段に上がっていて最終作となる今作はかなりの出来。
そして、来年に新劇場版攻殻機動隊が公開されることが明らかになりましたね。この制作チームだとしたらとにかく楽しみです。
『正義は永遠だ!』
クロエ・グレース・モレッツが演じた猟奇的なヒロイン、ヒット・ガールが人気を呼び本国でも日本でも大きな話題を読んだ『キック・アス』の続編。
殺人を止め平和に暮らそうとするヒット・ガールと本気で活動に取り組もうとするキック・アス、対比する2人の人生はそれぞれ最悪な方向に進んでいく。
クロエの魅力は大人になってもそのままで何よりも後半にキック・アスを助けるためヒット・ガールが行動を起こし始めてからの盛り上がりは半端無くあまり評判の良くない今作ですが個人的には結構面白かったです。
そんなこんなで11位までを紹介しました。
次回は10位から1位、有名作ばかりになりますが是非気になった作品は見てみて下さい。