2014年屈指の邦ドラマ『BORDER』と年末のご挨拶
無事お正月を迎えられそうな皆さん
こんにちは、いとです。
早いものでもう12月31日、あと数時間を過ごすだけで2014年も終了ですね。
今年の8月末にはじめたこのブログも4ヶ月たらずでおよそ4000アクセスもいき意外にも見てくれている人の多さにびっくりしました。
また来年も趣味の事を中心にポツポツ書いていこうと思いますのでよろしくお願いします。
そんなことはともかく、
2014年を振り返ると実に様々な邦ドラマがありました。
しかし、自分が見きれてないだけかもですが正直な話今年は朝ドラや大河ドラマを除くと不作の年とも思え焼き直し的な印象の多いドラマばかりだなあ、とさえ思いました。
そんな中でも尖った完成度を見せたのは西島秀俊が主演した
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『MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜~』でしょうか。
WOWOWが制作するドラマは基本的に完成度が高く評価も高いのですが、SPドラマのクオリティで連続ドラマをやっているこの作品はサスペンスドラマとして極上でした。
他にも違った方向性で好きだったのはオダギリジョー主演の深夜ドラマ
『リバーズエッジ 大川端探偵社』。
原作の漫画を読んでいないので原作との違いなどは分かりませんが、下町の探偵社に持ち込まれる依頼の調査の結果、それが必ずハッピーエンドに繋がる訳ではないというやるせなさも人間味が溢れていて惹きつけるドラマでした。
『地獄先生ぬ~べ~』に関しては語ることはありません。
そして、何と言っても今年の最後に紹介しておきたかったのは小栗旬主演の
『BORDER』です。
捜査中に頭部に弾丸を受けた刑事の石川は一命を取り留めた。それ以後死者と交信する力を手に入れた石川は被害者の無念を晴らすため異常なほどに捜査にのめり込むようになる・・・。
今年の冬ドラマでも『信長協奏曲(コンツェルト)』で主演を勤めた小栗旬ですが、一般的にどうも彼の演技力が低く見られている気がしてなりません。
そもそも『信長協奏曲(コンツェルト)』でも現代からタイムスリップした脳天気なサブローと知略高く何者も信用しなかった明智光秀(織田信長)の一人二役はかなりのものでしたし演技力は充分にあります。
『HK/変態仮面』のために鈴木亮平を発掘したりしてましたしね・・・。
そしてその演技力あってこその作品がこの『BORDER』。自分の退屈を埋める物としてしか殺人事件の捜査を捉えていなかった石川が死者との交信の力を得て変わっていく姿を描く、と紹介すると何かありがちですがこの主人公の変容が普通のドラマとは違います。
凶悪な事件に触れるたび、行き過ぎた正義に目覚め刑事の道を逸脱していく石川。腋を固めるツンデレ検死官の波留、正義感だけで動く青木崇高、逸脱し始めた石川を見守る遠藤憲一など全員の演技が冴えています。
6話『敗北』から最終話『越境』までの流れは特に秀逸で見終わった時にはタイトル『BORDER』の意味が上手く嵌ってきます。
まあ、たったの全9話の作品なのでここで語りすぎてもアレですので是非見て下さい。
さて、今年はこれで最後の記事ですが、皆様是非良いお年をお迎えください。
それではまた来年・・・!