『ベイマックス』と『BIG HERO 6』
心と健康を守られたいヒロさん
こんにちは、いとマックスです。
「いとマックス、もう大丈夫だよ」と言われればブログを2週間やめます。言わないでね。
そんなことはともかく、
成人の日を含めた3連休で映画を3つ見に行ったのですがその内の一つ、ディズニー映画である『ベイマックス』が非常に心に残りました。
僅か14歳で高校を卒業した天才少年ヒロは最愛の兄タダシの協力もあって大学への進学が決定するが、その日大学で起きた火事により目の前で兄を失ってしまう。
心に深い傷を負ったヒロの前に現れたのは兄の残したケアロボット、ベイマックス。しかし、ベイマックスの目覚めと同時にヒロは焼死した兄の死の裏に感付き始める。
さてこの作品、主人公の成長、仲間との絆が短い時間に集約されていて、無駄な時間がなさすぎてびっくりするほどでした。
因みにこの作品に登場する『ゴーゴー』というキャラが自分にドストライクでした。
しかし、原作では
誰だよお前。
そうなんです。
日本ではやけにハートフルな感動モノと宣伝されていますが、原作となった作品は『アベンジャーズ』等で有名なマーベルコミックのバリバリなアクションヒーローモノです。
そもそも原題も原作と同様に『BIG HERO 6』ですし海外では
こんなポスターで宣伝しているくらいで日本での宣伝はある種異常とも言えます。
ですが、こういう話を始めるとすぐ「日本の宣伝はクソ」とか言っちゃう悲しい人達がいますが日本での映画の売上を考えれば仕方のない事です。
実は日本ではアメコミ映画というものは大して売れません。
何せ「日本よ、これが映画だ」とまで謳ってアメリカからやってきた
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『アベンジャーズ』の興行収入は38億円。これは充分売れた作品と言えますが、『アイアンマン』だと9億円、『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』になると3億円にまで落ちます。
因みにこういう映画を好きそうな人が嫌いそうな『世界の中心で、愛をさけぶ』は興行収入85億円と『アベンジャーズ』に対しほぼダブルスコアが決まってます。
つまり、日本人はあまりアメコミヒーローモノに興味がないと分かります。
一方、ピクサーが制作したCGアニメ『トイ・ストーリー3』は107億円。これは続編効果がかなりあるとは思いますが『モンスターズ・インク』が95億円だったことを考えても今回の売り方が何を狙ってのものなのか分かります。
まあ、分かるだけで許せるわけではないですけどね。
『エイリアン』の前日譚と知らずに『プロメテウス』観に行ってストレスがマッハでしたし、
『ハミングバード』ではジェイソン・ステイサムのアクションほとんど無かったですし…。