a picture is worth a thousand words

その時思った気になる事を忘れないためにもこういう場所に書いてみたりしちゃいます。

アニメ・ゲーム好きにこそオススメしたい実写作品たち 邦ドラマ編

劇場版をつけたがる皆さん

こんにちは、いとです。

 

最近思ったのですが、『劇場版』というワードをつけるだけで急にどんな番組でも魅力的になってくるような気がします。

『劇場版 3分クッキング』とかもう3分で終わらない気がムンムンしますし、『劇場版 ひとりでできるもん!』なんか何を一人で出来るのか気になりますし、『劇場版 探偵ナイトスクープ』あたりは人死が出そうでワクワクしちゃいそうですよね。

そんな訳なのでどうか『劇場版 ピタゴラスイッチ』か『劇場版 MOCO'Sキッチン』の方を製作して下さい、お願いしますm(__)m

もこみちが包丁を使って敵と格闘するシーンが観たいんです!お願いします!

 

そんな事はともかく前回に引き続きアニメやゲームが好きな人にこそオススメしたい作品を紹介していきますが、

今回はそれこそ敬遠されがちな日本のドラマを紹介していきます。

日本のドラマが敬遠されがちな理由として、①物語の陳腐さ②演技力の低さ③映像の悪さ、がよく挙げられますがそこら辺の要素をクリアしていると個人的に思う作品を出していきたいと思います。

 

まあ、この手の作品紹介では『勇者ヨシヒコ』シリーズ

勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 Blu-ray BOX

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がよく出てきます。

僕自身も大好きなんですがもう知らない人なんてほとんどいないでしょ……って思ったし合わなかった!って怒られても「いや、そういう作品だし……」ってなるのでスルーしていきます。

見てない方はスクウェア・エニックスと正式にコラボして馬鹿な事をやっている『勇者ヨシヒコ』を是非見てみてください。

 

 

ライアーゲーム DVD BOX

ライアーゲーム DVD BOX

 

ライアーゲーム

人の善意を信じ、疑うことを知らない神崎直(戸田恵梨香)は『ライアーゲーム』というゲームに強制参加させられる。

かつての恩師と1億円を奪い合うゲームであっさりと騙された神崎は出所したばかりの天才詐欺師、秋山深一(松田翔太)に助けを求め終わらない『ライアーゲーム』を突破していく……。

 

まずはジャブ代わりにこの作品。地名度は『勇者ヨシヒコ』同様この上なく高いものの結構見ていないという人が多かったので紹介します。

元々は深夜枠のドラマで始まったが癖の強い俳優や、練られた原作漫画を上手く踏襲し人気が膨れ上がり続シーズン製作や映画化もした人気作。

 

この作品の売りといえばやはり癖の強い俳優陣と登場人物のキャラクタ性。

原作漫画の爽やかイケメンとは全く異なりながらも圧倒的なオーラを振り撒き、相手の策を打ち負かし尚且つ死体蹴りの用に「バカはお前だったな」とか言っちゃう松田翔太演じる秋山深一と

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マッシュルームカットと過剰とも言える言動が人気を呼び、演じていた鈴木浩介がブレイクし良く見かけるようになるきっかけを作ったフクナガユウジの二大巨塔が強烈な印象を与えてきます。

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また、Perfumeきゃりーぱみゅぱみゅなどの楽曲を製作している中田ヤスタカが担当したBGM全般も内容とマッチしているだけでなく頭に残る音楽で大好きでした。


LIAR GAME season1 op - YouTube

 

第一期が終了後もSeason2、final stage(劇場版1)、再生(劇場版2)と続くのでこの際どっぷりハマってしまっても良いのではないでしょうか。

しかも、劇場版1作目は原作には無いオリジナルの脚本(大体死亡フラグ)であるにも関わず屈指の名作となっています。

 

きっと、ゲーム好きな人なら次回ゲームをやる際に「このゲームには必勝法がある」とつぶやいてしまうでしょう……。

 

チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸 DVD-BOX
 

チーム・バチスタアリアドネの弾丸

死体をMRIにかけ、解剖せずに死因を究明する『Ai(オートプシー・イメージング)』の普及を目指す厚生労働省の白鳥圭輔(仲村トオル)と東城医大附属病院の医師、田口公平(伊藤淳史)。

Aiセンターの設立に反対する警視庁の斑鳩高橋克典)とぶつかりながらも話は進んでいるかに見えたが相次いで院内で二人の人間が不審死しAiの第一人者である島津吾郎(安田顕)が逮捕されてしまう。

2つの死体と20年前の事件、完全犯罪の序曲はゆっくりと流れ始めていた……。

 

はい、分かります。分かりますよ、皆さんの思ってること。

チーム・バチスタ3」の時点で興味なくしてる方いますよね?

きっと皆さんは「あー、チームバチスタねー。あの何か乱発してるドラマ」とか「3とか1,2見ないとわかんないだろうし」とか抜かしてるんでしょうね!

 

違うんです!全く違います!むしろ1,2、4、映画はどうでも良いです!

設定は厚生労働省の偉いお役人であり頭脳明晰な白鳥圭輔が人がいい事が取り柄の医師、田口公平と共にバチスタ事件を解決した、という事さえ知っておけば後はどうにでもなります。

 

それよりも、まず言っておきたいのはこのドラマはゲーム『逆転裁判』シリーズが好きな人にオススメしたいということ。

MRI技師の不審死」「縦型MRIでの銃殺事件」の二つの事件を解きそこから浮かび上がる「20年前の殺人事件」の謎を追う物語展開もそうですが、

伏線の貼り方、特に「縦型MRIでの銃殺事件」は『逆転裁判』っぽい推理と大味ながらもその手があったか!となるトリックできっと満足して頂けます。

 

内容自身も上手く原作から切り貼りし、1クールに無理なく伸ばしていて原作シリーズも大好きですが、『アリアドネの弾丸』においては原作よりもドラマの方が良く出来ていると感じます。

また原作からの改変が凄まじい宇佐見刑事ですが、似非方言を使う原作の宇佐見より礼儀正しいながらも冷たさを表に出す福士誠治演じる宇佐見の方が好きだったりします。

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因みに『チーム・バチスタの栄光』『ジェネラル・ルージュの凱旋』のドラマ版は引き伸ばしが激しすぎてもはや別物になっていたのであまり好きになれませんでした。

上記の二つは田口が女性化していますが阿部寛竹内結子東宝映画版がオススメです。

 

ストロベリーナイト シーズン1 DVD-BOX

ストロベリーナイト シーズン1 DVD-BOX

 

ストロベリーナイト

天性の勘を活かしノンキャリアでありながら27歳で警部補に昇進した姫川玲子(竹内結子)は自身の班を率い数々の事件を解決していた。

警察組織という女性軽視の強い職場でガンテツ(武田鉄矢)や日下(遠藤憲一)たちといがみ合いながらも猟奇的事件を追っていく……。

 

 「え?ストロベリーナイトって映画じゃないの?」と仰る方がいますが、確かにややこしいことに、

ストロベリーナイトスペシャルドラマ)』

ストロベリーナイト(ドラマ)』

ストロベリーナイト(映画)』

『アフター・ザ・インビジブルレインスペシャルドラマ)』

という順番で話が繋がっています。結構一番最初のSPドラマを見逃している人が多い気がしますね。

 

このドラマの特徴は重苦しい雰囲気と登場人物の魅力。

日本のドラマにありがちなご都合展開がなく、凶悪事件の締めくくりを良い話に持って行くこともないため終始重苦しい雰囲気が漂っています。

特にドラマ最終エピソード『ソウルケイジ』は何回も見たくなる話では無いですが深く心に残りました。

 

登場人物も魅力にあふれていて、嫌味ったらしく姫川に絡むガンテツと日下も彼らの行動理念が分かると逆に好きになってきます。

この作品は原作を読んだ事がないのですが刑事物のドラマの中で大好きな作品の一つです。

 

余談なんですけど、西島秀俊が演じる菊田(姫川の部下で姫川に恋心を抱く)がすっごい好きだったのでぽっと出のヤクザに姫川が盗られる映画は勘弁して欲しかったです。ふざけんなマジで。

 

ウロボロス?この愛こそ、正義。 Blu-ray BOX

ウロボロス?この愛こそ、正義。 Blu-ray BOX

 

ウロボロス~この愛こそ、正義。』

孤児院で育った龍崎イクオ(生田斗真)と段野竜哉(小栗旬)は最愛の人である先生柏葉結子(広末涼子)を金時計をした男に殺害されてしまう。

15年後、警察に隠蔽されたあの事件の犯人を特定し殺す事を決めた二人は警察とヤクザ、二つの勢力でのし上がっていく……。

 

今年放送された漫画原作のサスペンスドラマ。

ジャニーズ主演ということでファン以外には敬遠されがちな印象がありますが、生田斗真は演技専門のジャニーズであり映画『脳男』では感情の無い殺人マシーンを上手く演じていた思うほど演技に違和感が無い俳優です。

そんな生田斗真が主演した今作は回を重ねる毎に面白さを増していき、イリーガルな復讐劇ならではの崩壊に近づいていきます。

 

原作はまだまだ続いているけど続編に未練を出さずしっかりと既定話でまとめていたり、最終話のにおけるBGM『No One』の使い方など脚本、演出、俳優どれもが高水準のドラマでした。

登場人物も主演二人は言うまでもなく良かったですが、脇を固める俳優陣も良く特に滝藤賢一が演じる蝶野の魅力は凄まじい程でした。

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僕は物語は締めくくり方こそが重要だと思っているのですが、小栗旬作品は以前、当ブログで紹介した『BORDER』といい最終話へのこだわりを感じれて好きです。

しっかりとオチを決めた上で作っているドラマは海外ドラマでももはや珍しいレベルなので是非『ウロボロス』もオススメしたいです。

 

まあ、同じ小栗旬でも「続きは映画で!!!」ってなる『信長協奏曲』は内容はまあまあだったため、どうかと思います……。

 

『SPEC 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿』

SITでの任務中に錯乱した部下が撃った銃弾が部下自身に当たるという不可思議な現象を報告し、誤射を疑われ小隊長の任を解かれ左遷された瀬文焚流(加瀬亮)。

未詳と呼ばれる意味不明なクレームまがいの訴えを解決する左遷先の部署でガサツで傲慢な女性捜査官、当麻紗綾(戸田恵梨香)と出会った瀬文は、この世に超能力者(SPECホルダー)が実在し人知れず法を犯していると知る。

二人は当麻の天才的な頭脳と瀬文の強力な肉体で超能力者(SPECホルダー)との衝突を重ね、やがて時を止める能力者ニノマエ(神木隆之介)との衝突へと繋がっていく……。

 

 そうなんですよ。今回の記事はもうこの作品を紹介するために書いたような物なんですよ。

 

TRICK』で有名な堤幸彦監督が作成し『ケイゾク』の続編ドラマである今作。

製作費の都合上日本ではあまり見かけない超能力をメインにしたドラマなのですが、そこに推理の要素も追加した『超能力推理物』と言えるかなり珍しいジャンルの作品です。

殺人事件に関わる超能力者の能力の推理、その能力者への対抗手段の編み出しなど『ハンター×ハンター』や『ジョジョの奇妙な冒険』のような能力バトル作品の要素を盛り込みながらも実写ドラマならではの雰囲気も取り込みまさに「好きな人には好き」なドラマ。

物語そのものも陰謀論や神話を取り込み、どちらかと言うと一般人向けではない内容ですが、マンガや映画好きにはハマる映画だと思います。

 

俳優陣も魅力が多く、今や引っ張り出この有村架純や『THE NEXT GENERATION パトレイバー』で主演を勤めた真野恵里菜や、仲間由紀恵と結婚した事で話題を集めた田中哲司やらが脇役で出ており今や豪華に感じます。

その中でも時を止める能力者ニノマエを演じた悪のアベンジャーズこと神木隆之介の闇堕ち演技と自分の能力への過大な自身の表現が良く終始「こいつやべぇわ…」と感じさせてくれます。

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まあ、ここまで語っておいて何なんですけど

もう我こそはと思う人は黙って見て下さいよ!熱く語れる人が欲しいんですよ!!!

しかし、ドラマ後も

『SPEC 翔(スペシャルドラマ)』

『SPEC 天(映画)』

『SPEC 零(スペシャルドラマ)』

『SPEC 結 漸ノ篇(映画)』

『SPEC 結 爻ノ篇(映画)』

とながくながーく続くのでしかも結はちょっと堤幸彦監督やっちゃったなってカンジでしたのでまずはドラマあたりまで見るのが良いと思います。

 

そう言えば、『LIAR GAME』といい『SPEC』といい戸田恵梨香主演作ばっかですね。

でもこの画像を見て下さい。

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やっぱ可愛い。結局それか。

 

 

以上で5作のドラマを紹介させていただきました。

いずれも完成度が高く、更にどことなく演出面含め厨二病の心をくすぐる作品をチョイスしたつもりなのでここからドラマにハマってみるのもいいと思いますよ!