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その時思った気になる事を忘れないためにもこういう場所に書いてみたりしちゃいます。

【映画レビュー】天空の城ラピュタ【95点】

壮大な冒険の始まり

天空の城ラピュタ [Blu-ray]

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・短評

無駄なシーンが一切なく、何回観てもワクワクさせられる冒険アニメの傑作

 

・あらすじ

炭鉱で働くパズー(声:田中真弓)は残業の最中に空から落ちてきた少女シータ(声:よこざわけい子)を見つけ保護する。
彼女の持つペンダント「飛行石」が、父が生前に見たとされる伝説の浮遊都市「ラピュタ」に繋がると知ったパズーは彼女と共に逃避行を続けるが……。

 

・感想

1986年に宮崎駿が製作し、金曜ロードショーでとにかく放映される不朽の名作。


この映画に関しては詳しく語る必要もないくらい皆さんもご存知だと思うので今回は自分の感想だけをスラスラ書いて行こうと思います。

 

9月29日に地上波で『天空の城ラピュタ』が放映されました。
今年は多数の企業の公式Twitterラピュタの放映の実況に加わり、主に日清の公式が面白くTwitterでは毎回のごとく賑わっていましたが、当日は外出していたため観ることは出来ませんでした。

 

しかし、考えてみれば宮崎駿ジブリ映画は大体DVDを所持しているので家で観れば良いじゃんと思い少し遅れて久々にラピュタを鑑賞しました。


昔はただ何となく面白いと感じていて、どちらかと言うと内容より「バルス」のツイートなどに気を取られていたのですが、しっかりと見直してみるとこれ以上完成度の高い冒険アニメを知らないと思うほどに優れた映画でした。

 

序盤のシータとパズーの逃亡劇から既に無駄がなく、その後も無駄だと思うシーンが一切ないのも凄いとは思うのですが、やはり再鑑賞でひきつけられたのは「ラピュタ」と言う浮遊都市の威圧感です。

 

人がいなくなり廃墟となった都市に根付く動植物とそれを守る生き残りのロボット、過去の繁栄を思わせる廃墟の構造と言う思い描く幻想さを全て積み込む綺麗な一面と、殺人兵器を随所に盛り込む恐ろしさを併せ持つ旅の終盤にふさわしい場所に感じました。
特に後者の「ラピュタの恐ろしさ」は子供のころから落ちたら死ぬという場面の連続も合わせ手に汗握り、大人にも子供にも印象を深く残しているのは間違いありません。

 

まったく関係ないですが『スーパーマリオ64』の「バッタンキングのとりで」って同じ怖さをどことなく感じるのですが、これも「ラピュタ」の影響だったりするのでしょうか……。

スーパーマリオ64DS

スーパーマリオ64DS

 

子供ながらに純粋に楽しいや怖いを楽しめて、大人になってから観ても「よくよく考えるとかなり人が死んでる」とか劇中では詳しく語られない、「なぜラピュタは滅びたのか」に想いを馳せてみるとか様々な見方と考察の余地を残すクオリティの高い不朽の名作であることが間違いのない作品でした。