総決算!2014年公開映画個人的ランキング 43位~20位
間の悪い皆さん
こんにちは、いとです。
2014年もそろそろ終わりが見え始め巷では忘年会シーズンとなりましたね。
職場での忘年会であったり、友人との忘年会の予定がある方も多いと思います。
しかし、そんな中僕は体中にブツブツが出来るという原因不明の症状に悩まされ病院で薬の処方を受け飲酒が禁じられてしまい
職場の忘年会でも周りとのテンションに合わせ「ウェーイ」と言ってみるもどこか虚しさを感じました。
思い返してみると、小学校の頃家族での旅行前日から体調を崩しずーっと宿にいるはめになったり、直近でも旅行前日に引いた風邪を処方ミスで重い症状に変えられてみたり、関ヶ原の戦いの最中に腹痛になったりと昔から間の悪い男だったような気がします。
まあ、もうかなり良くなったのでこれ以降の飲み会では普通に飲みますが重大なイベントの前では体調管理を徹底したいですね。ブツブツの原因はわからないままなんですがね・・・。
そんなことはともかく、
2014年もあと僅かということで、僕が鑑賞した『日本で2014年に公開された映画』の個人的ランキングと何となくでキャッチコピーを紹介していきたいと思います。
題名の横に★がついている作品に関しては僕が劇場で鑑賞したために過大な評価になっていたり逆に過小な評価になっているかもしれません。
また20位までは一言で済まさせていただきます・・・。手抜きじゃないよ。
43位★土竜の唄 潜入捜査官 REIJI
『てめぇら、まとめてバッチ来ーいっ!』
合いませんでした。
42位THE NEXT GENERATION パトレイバー 第3章
41位THE NEXT GENERATION パトレイバー 第4章
熱海ディスられすぎ。
40位THE NEXT GENERATION パトレイバー 第1章
ノリと雰囲気がアニメと同じで嬉しいがイングラムがほぼ動かないのは・・・。
39位★相棒 劇場版Ⅲ 巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ
『相棒史上、最高密度のミステリー』
相棒は大好きだけど、ミステリ+孤島という条件が生かせてない気がした。
38位THE NEXT GENERATION パトレイバー 第2章
『98式再起動せよ』のオチは笑えた。
37位★魔女の宅急便
『はじめましてキキですっ!!』
原作とジブリアニメとは別物として見ればまあまあな青春モノ。
『真実を診ろ。』
風味付けとして殺人事件を加えてる点はともかくハッキングシーンが酷すぎ。
35位ハミングバード
『二度目の復讐は、正義か罪か。』
アクションがほぼ無い復讐と後悔の物語。内容はまあまあだけど宣伝詐欺。
34位★ルパン三世
『狙え。』
実写版『ルパン三世』と北斗、第一の挑戦 - a picture is worth a thousand words
↑これ。
33位★MONSTERZ
『禁断のバトル、勃発。』
主演二人が俺得でした。
32位★トリック劇場版 ラストステージ
『トリックシリーズ14年間の集大成!本当に最後です!』
トリックシリーズファンの自分にはラストは感動でした。でも事件のトリックはガバガバすぎるだろ・・・。
31位白ゆき姫殺人事件
『私は、私がわからない。』
内容そのものはまあまあだったけど、主人公がクソすぎて終始イライラ。
30位ロボコップ
『この警官は、二度と死なない。』
何か違う。
29位★フルスロットル
『身体能力【全開】で翔べ。』
リメイク前の『アルティメット』の方が面白い。
でも貴重なポール・ウォーカーさんの作品です。
28位★神さまの言うとおり
『ダルマさんが殺した。』
神木隆之介が凄いいい感じの悪役だった。
27位THE NEXT GENERATION パトレイバー 第5章
『遠距離狙撃2000』の狙撃作品としての出来が結構凄い。
26位アメリカン・ハッスル
『奴らは生き抜くためにウソをつくーー』
クリスチャン・ベールの変わりっぷりは流石。友情の在り方は様々。
25位大脱出
『”完全”を超えろ』
スタローン&シュワルツネッガー映画なのに知的な論理展開は意外で面白い。ラストは酷い。
24位★攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears
『この義体(カラダ)が求める愛ーー』
まとめ方が徐々に上手くなってきたような気がする3作目。
23位キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー
『アベンジャーズ以外、全員敵。』
盾が武器というショボさに相反して派手で爽快で面白い。
最低でも前作と『アベンジャーズ』くらい見ておいた方が良いです。
『「欲」を売り「夢」をカネに変えた男の、仰天人生エンタテイメント』
下世話な内容で正直嫌いな雰囲気でありながら3時間弱を見させてくれてびっくり。
21位★るろうに剣心 京都大火編
『最凶の敵、あらわる』
張に若干時間を取り過ぎた感が否めない。
20位大統領執事の涙
『すぐ目の前で、世界が動いていた』
黒人ということで差別されながらも執事という職業と、家での葛藤が見応えあり。
20位以降は1作品ずつ割と長めに紹介させていただきます・・・。
『遠い空の向こうに』と名優ジェイク・ギレンホールの見るべき主演5作品
喜びを隠せない皆さん
こんにちは、いとです。
ノイタミナというアニメ枠を皆さんはご存知でしょうか。
まあ、僕は全然知らないんですが、実際はとある深夜アニメ枠の名称の事で『図書館戦争』『東のエデン』『四畳半神話大系』『PSYCHO-PASS』など数々の名作と言われるアニメを作成してきたそうです。ほぼ知らないけどね。
そんな名作大量生産枠で『すべてがFになる』が来年アニメ化が決定しました。
『すべてがFになる』ドラマに続き“ノイタミナ”でアニメ化 | ORICON STYLE
もう、何というか喜びを隠せません。
現在ドラマ化されてもいるS&Mシリーズでは何故か省かれた深い考察が密かな話題を生んだ『笑わない数学者』やゆくゆくは続シリーズであるVシリーズまでぜひぜひ映像化をなして欲しいと思います。
そんなことはともかく、
今回は一人の俳優を紹介したいと思います。
ジェイク・ギレンホール(Jake Gyllenhaal)。
映画にハマり始めた頃みた映画『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』でこの俳優を認識し、自身で危険なスタントも行う俳優っぷりにすっかりファンになってしまいました。映画自体は何故か評判が悪いけどね。
今回はそんなジェイク・ギレンホールが出演し、自分のみならず世間的にも評価されている5作品を紹介したいと思います。
『遠い空の向こうに』
実在する元NASA職員ホーマー・ヒッカム・ジュニアの自伝小説『ロケットボーイズ』を原作に映画化されジェイク・ギレンホールが映画初主演を飾った作品。
街に生まれた人間は皆、炭鉱夫になることを義務付けられた街でそれを誇りに思う父ジョン・ヒッカムと、ロケットを作ることを夢見て情熱を燃やす青年ホーマー・ヒッカム。
ホーマーの才能を信じ支える周囲の人々との絆、そして父との葛藤はヒューマンドラマとして完成されており夢を抱える世代、子を持つ世代、どの世代の人にもオススメできる作品です。
ロケットと言えば先日、小惑星探査機はやぶさ2が打ち上がりましたね。
はやぶさの帰還時にはそのブームに乗るためかはやぶさの映画が相次いで3つ公開され見え透いたあさましい大人の考えがあらわになり話題になりましたがそのどれもが人によっては実話の方がよっぽど面白いと言われる程の出来だったのが残念でした。
同性愛をテーマにした今作は数々の賞を受賞し、主演のヒース・レジャーと共演であるジェイク・ギレンホールはアカデミー賞にもノミネートしたほど。
同性愛がテーマということで一時期は手にすら取らなかった映画だったけれど、映画内では悲惨とも言える同性愛者への偏見と虐待が描かれており、偏見という物がいかに人を傷つけて来たのか、が分かります。
『ミッション:8ミニッツ』
8分後爆破テロが起こる仮想現実世界、ここはテロで亡くなった犠牲者の最後の記憶。
軍人のコルターは何故自分がここにいるのかも分からないまま何回も仮想現実世界に送られる、この事件の真相を掴むまで・・・。
無駄なシーンを省けるだけ省き、主人公の現状、爆破テロの概要を中心に繰り返される8分の中で成長していく主人公をジェットコースターのような速度で描ききっている名作です。
多少の矛盾や設定の不可解さはあるものの娯楽作品としては近年稀に見るほどの完成度で邦題とパッケージのセンスが良ければもう少し知名度が高かったのではないかと考えると残念でなりません・・・。
パッケージのセンスといえば、内容はそれなりなのにパッケージが残念な性でパッとしない作品は割とあります。
例えば、
『ダークシティ』とかですね。
今ではネットの普及のおかげか割と知名度が上がり最新版では
こんなにオシャレにってあれ・・・?むしろ酷くないか。
ジェイク・ギレンホール自身が実際に5ヶ月間警察官と同行し、銃撃戦にも巻き込まれた体験を活かした警察映画。
ロサンゼルスの犯罪多発地区サウス・セントラルでお気楽で不真面目ながらも正義感と実力がずば抜けている警察官をジェイクとマイケル・ペーニャが熱演。
一般人が普通に銃を所持している銃社会で正義と秩序のために生きる警察官たちの絆がそこにいるかのように伝わってくる映画で中々、エグい内容ながらも現場の警察官の苦悩が分かります。
『プリズナーズ』
娘を何者かに誘拐されその行方を質すため父親のケラーは事件時目撃された不審者を監禁し拷問。
一方、刑事のロキはこの街に長いスパンで連続して起きている失踪事件の正体がこの誘拐事件とも繋がっていると感じ始める・・・。
誘拐事件を追う2人の人間をヒュー・ジャックマンとジェイク・ギレンホールが演じた今年公開された作品。
サスペンスとしてずば抜けて完成度が高く、ラストシーンの演出に至るまで緊張感の途切れない内容でした。
特に、ジェイク演じる刑事ロキパートが秀逸で日本ではヒュー・ジャックマンばかり推されていたけれど実際はロキ活躍しすぎぃ!と感じ、ロキの活躍をシリーズ化して欲しいなあ、とすら思いました。
これで5作品の紹介が終わりました。
他にも『デイ・アフター・トゥモロー』や『複製された男』など色々紹介したいのですがジェイク・ギレンホール登場作はどれもこれも名作ばかりなので紹介しきれませんがこの紹介を見てこれだ!と思う作品があったら是非見て頂きたいです。
さて、もう今年も終わりですね。
次回あたりから2014年公開映画の個人的ランキングを紹介したいと思います。
好きだった作品が順位低くても文句言わないでね。
『すべてがFになる』 #5~6 すべてがFになる 怒りの感想
語彙力の乏しい皆さん
こんにちは、いとです。
ほらアレだってマジでアレで超ヤバいやつ。
神様が僕に与えて下さらなかった才能は色々とありますが、映画とか小説のレビューが趣味である僕に語彙力を与えてくださらなかったのは何故でしょうか。
こんな素敵で意味不明な煽り文句、僕には到底思いつけないでしょう。
そんな訳なので大概の場合、「凄かった」とか「面白かった」とかそう言った「アレ」な感じなので生暖かい目で見守ってやってください。
そんなことはともかく、
火曜ドラマ『すべてがFになる』は先々週放送分と先週放送分で原作の『すべてがFになる』のエピソードを終えました。
基本的に僕はこのドラマに好意的でありたいと思っています。
先日も東京で知り合った方に(東京でって書くだけで何かオシャレ!!)「実写化とかは全部クソ!とか言っちゃって地名度が増える事に嫌悪を覚える迷惑な原作ファンにはなりたくないですよね」と言われ僕も本心から「そうそう」と同意したものですが、
自分の中にふつふつと湧き上がるこの感情はなんでしょうか。ああ!まさか・・・、まさか、この感情は!!ああ!!!
後にこの時の出来事は『火の7日間』と呼ばれ恐れられるのであった・・・。
そんな訳で、僕にとって『すべてがFになる』というエピソードは思い入れが深すぎたためにドラマ版は微妙でした。
微妙だった理由の第一は大好きなセリフが沢山カットされていること。
「西之園くん、デリカシーって言葉知ってる?」「珍味のことでしょう」
から始まり事件の真相を語り終えた犀川創平が「フェールセーフ」という用語を交え犯人がいかに完璧な犯罪者であるかを説明する部分や、真相に気づいた犀川創平が「ちょっと狂ってるんだ」と独白する部分など言い出したらキリがないほど沢山の部分がカットされているのは流石にショックでした。
そもそも、「フェールセーフ」のくだりは犯人の頭脳の非凡さとこの事件の異常な完璧さを表現する部分であり必要不可欠と思っていたのですが違っていたのですね・・・。
第二の理由はやはりキャラクタ性の違いです。
犀川創平が突然笑いだしたりするキャラなのも腑に落ちませんが何よりも酷いのは『すべてがFになる』の意味。
少しネタバレをしてしまうと、真の意味に加え「F」を「FREE」という意味と西之園萌絵が解釈し、それに犀川創平が賛同するのですが、
原作にはそんなシーンはない!!つか、犯人の奴はそんなこと絶対しねーから!!
うおお、うおおおおお!!!!
そんなこともありましたが、今日これから放送の第7話からは『数奇にして模型』ですね。
崩して言うと「好きにしてもOK」という言葉になるダジャレの様なものであるタイトルが有名ですが、内容も森博嗣らしいミステリとなっていてオススメです。原作通りならね。
しかも、なんと大河ドラマ『新選組!』で土方歳三を演じ好きな俳優でもある山本耕史が出てるということでテンションマックスで楽しませて頂きます。
偏見に満ちた好きな男性俳優紹介
ワルな皆さん
こんにちは、いとです。
最近友人に「曜日の英語が覚えられない」という中学生レベルの話をされたのですが、曜日を覚えるのはすごく簡単です。
実は曜日の英語が覚えられない大体の人が忘れているのは火曜日と木曜日、ThursdayとTuesdayなんです。同じTから始まる単語だから混合してしまうのかも知れませんね。
しかし、覚えるのは非常に簡単、Thursday(サーズデイ)なんだから、
火サスと覚えれば良いんです!!
なるほど、と思った皆さん。
Thursdayは木曜日です・・・。
そんなことはともかく、
以前このブログ内で好きな男性俳優は山田孝之と藤原竜也だと言いましたが、その他にも日本には良い俳優は沢山居ます。
なので今回はそんな良い日本の俳優さんを一言で紹介したいと思います。
胡散臭いです。この人は本当に胡散臭い。
『チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸』や『医龍4 Team Medical Dragon』のせいなのかどんな役でももはや胡散臭いとしか言えません。
でも腋は割と綺麗なんですね。素敵です。
人殺しの目をしてます。
山田孝之と共演し、エリート銀行員の皮を被りながら自分の目的のためには何のためらいもなく人を殺すサイコパスを『MW』で演じた玉木宏。
手塚治虫の原作とはかけ離れたものでしたが、玉木宏のサイコパスっぷりは中々のもので最近ではどうせ人殺しなんでしょ?としか思えません。
幼いころの神木隆之介くん、可愛い!!!
でも今は・・・
彼もまた、人殺しの目をしてますね。
『SPEC 警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿』で時を止める超能力を持ち、邪魔を企てる人を次々と始末するニノマエを演じ話題となりましたが、
先日から劇場公開されている『神さまの言うとおり』では狂気に満ちた天谷、このブログでも話題にした『るろうに剣心』では瀬田宗次郎と若くして狂気的な役ばかり演じている神木隆之介にはこの道を突き進んで欲しいものです。
ああ!これはもう真島吾朗さんやないですか!な岸谷五朗。
『龍が如く 劇場版』にて原作であるゲームから出てきたのではないか、とさえ思える登場人物を演じ、もう何ていうか真島吾朗です。
映画はマジでヤバイくらいクソ映画だったけど岸谷五朗のためだけに星満点あげちゃっても良いくらいで本当に真島吾朗です。
もう本当に真島吾朗なんで、内容とかどうでも良いので岸谷五朗使って続編作って下さいお願いします。
『アウトレイジ ビヨンド』だバカヤローコノヤロー。てめぇ腹切るなりなんなりせんかいコラ!
塩見三省さん初の悪役だバカヤロー。怖すぎなんだよコノヤロー。
同じ映画に出ている三浦友和が良いお父さんのイメージが定着し、あまり怖くないのに対して、初の悪役を演じたという塩見三省の演技は恐ろしすぎるほどです。もう好々爺とか夢のまた夢・・・。
これが、日本を支えるワルのアベンジャーズだ!!!
でも、本当は良い人達なんですよ。。。
たぶんね・・・。
新本格ミステリと作家アリス(火村英生)シリーズ文庫版全作品紹介・前編
犯罪(小説)が好きな皆さん
こんにちは、いとです。
自分も犯罪(小説)が大好きで学生時代はよく犯罪(小説)に明け暮れたものです。
そのせいか運転免許証の写真が殺人後逃亡中の犯罪者のようになってしまいましたが今年の更新で左右で違う寝癖のついているエキセントリックな男になることに成功したのでもう大丈夫でしょう。
そんなことはともかく、
皆さんは『新本格ミステリ』というジャンルをご存知でしょうか?
推理小説の始祖であるエドガー・アラン・ポーが作り出した謎解きを中心とした推理作品のサブジャンルを『本格ミステリ』と呼ぶのですが、
日本では『砂の器』で有名な松本清張が注目を集めた世情を取り込み事件の背景に物語の中心となる『社会派ミステリ』が流行し、本格ミステリは衰退していきました。
しかし、1987年に登場した綾辻行人や有栖川有栖らによって再び注目を集めると次々と『本格ミステリ』を書く作家達が登場し勢いのあるジャンルとして『新本格ミステリ』と呼ばれるようになりました。
今回はそんな『新本格ミステリ』の先駆けである有栖川有栖の書く作家アリス(火村英生)シリーズの文庫版発売作品を全てご紹介したいと思います。
と、その前にまずはこのシリーズの主人公二人を紹介したいと思います。画像は漫画版の物です。
有栖川有栖、通称アリス。
物語の語り手であるワトソンポジションの関西弁を話す推理小説作家。披露する推理、想像する事件の概要はほとんど的はずれであるが、もう一人の主人公である火村に犯罪現場に呼ばれる。
親友である火村の精神の崩壊を恐れており、何かあったら助けてやりたいと考えている。
火村英生。
このシリーズの探偵役にあたる存在。犯罪社会学を専攻する准教授であり、研究の一環として殺人現場に赴いては事件を解決している。
人を殺したいと言う強烈な殺意を覚えた事がありその事が彼を事件に向かわせている。
と、簡単に説明させて頂いたのですが、この漫画の画像30代独身という設定があるはずなんですがイケメンすぎじゃないですか?こんなイケメンが独身なら俺が独身なのも頷けますわ!!
一作目『46番目の密室』。
45作の密室物を書いた大物作家が新作の執筆中に密室の中で殺害された。クリスマスの会合に招待されていた火村とアリスはこの謎に挑む・・・。
二作目『ダリの繭』。
シュールレアリズムの巨匠、サルバドール・ダリに憧れた宝石チェーンの社長が自宅のフロートカプセルの中で遺体となって発見された。現場に残る多くの不可解な点から火村とアリスは犯人を推測する・・・。
記念すべき作家アリスシリーズ始動の二作品。
同じく有栖川有栖という作家志望の大学生が活躍する学生アリス(江神二郎)シリーズと対をなすシリーズでありながら、
孤立した島、孤立した村、何かを隠す新興宗教団体の城の中という舞台と最後に読書への挑戦状を残す推理小説界では華々しい内容が注目を集める学生アリスシリーズに比べ地味という意見が多いです。
まあ、実際その通りなんですがジュブナイル的要素とパズラー要素が多めの学生アリスに比べ、人間の心情面を多めに描いており大人な雰囲気を感じさせてくれます。
大人な雰囲気と言えば全く関係ないんですが、最近この検索ワードで来た方がいらっしゃいますが
多分お望みの情報はありません。。。
三作目『ロシア紅茶の謎』。短篇集。
新進気鋭の詩人が自宅でのパーティ中、紅茶の中に入っていた毒により死亡。捜査に入る火村とアリスだったが、現場は不自然なことだらけで・・・。(ロシア紅茶の謎)
日本で特に人気を集めるエラリー・クイーン推理小説作家が書いた作者と同名のエラリー・クイーンという推理小説作家が活躍するタイトルに国名が入る国名シリーズを有栖川有栖が模したシリーズの第一弾。
また、これ以降作家アリスシリーズは短篇集が主軸となり様々な雰囲気の作品を楽しめるようになります。
『ロシア紅茶の謎』ではエラリー・クイーン、『屋根裏の散歩者』では江戸川乱歩と推理小説好きに対するサービスも欠かしません。
『ロシア紅茶の謎』は有栖川有栖にしてはトリックが割と奇抜だった気も・・・。
ロシア紅茶とは紅茶の中にジャムを入れたり、ジャムを舐めながら紅茶を飲んだりすることです。皆さんも試してみてくださいね。
あ、違いますよ。
シャム・シェイドは関係ありませんよ。
四作目『海のある奈良に死す』。
ある日、同業者の赤星に出会ったアリスは彼の口から「今から海のある奈良に行く」と聞く。翌日「海のある奈良」として有名な福井県小浜市の海岸で死体となって赤星は見つかった。
警察の捜査でも明らかにならない彼の足取りをアリスは手繰っていく・・・。
五作目『スウェーデン館の謎』。
童話作家と美しいスウェーデン人の妻が住むログハウスに招かれた客人が何者かに殺害された。たまたま隣のペンションに宿泊していたアリスはこの事態を見過ごせず火村を呼びつける・・・。
この二つの作品の特徴は旅とすれ違い。
実在する場所を舞台にすることが多い推理小説は大概の場合時刻表を使ったアリバイトリックを題材とした物が多く、あんまり時刻表物が好きでない自分は辟易していたのですがこのシリーズの旅作品はしっかりと「本格」をしています。
また、『海のある奈良に死す』は何故小浜市が「海のある奈良」と呼ばれるのか、や人魚伝説のうんちくも中々面白いです。
事件の内容も何か一つすれ違いが起きなければ人が死ぬことは無かった、という重い内容を描いていて思うところも多いです。
旅といえば以前社員旅行で名古屋に行ったのですが、不思議な建物やお店が多かった気がします。
たこ焼きの元祖は大阪じゃないんでしょうか・・・。開いてなかったのが惜しまれます。
六作目『ブラジル蝶の謎』。短篇集。
亡くなった資産家の弟が何者かに殺害される。現場は天井に資産家が趣味で集めていた蝶の標本が大量に打ち付けられている異常な様子だった・・・。(ブラジル蝶の謎)
七作目『英国庭園の謎』。短篇集。
自宅の敷地に巨大な英国庭園を持つ富豪が開催した暗号解読ゲームの最中、富豪が殺されてしまう。事件のカギが暗号にあると読んだ火村とアリスは英国庭園の中を帆走する・・・。(英国庭園の謎)
『ブラジル蝶の謎』では『蝶々がはばたく』がオススメで阪神淡路大震災を題材にしている部分もあり、東日本大震災の後だと当時の様相が幾分か分かります。
『英国庭園の謎』では『ジャバウォッキー』がオススメで犯罪を犯そうとする人間を思いとどまらせようとする作品。火村の性格や思いが分かる作品です。
オススメといえばオススメしたいのはテレビ東京で再放送中の『藤原竜也の一回道』。
『水曜どうでしょう』を数倍薄めたような作品といえば分かりやすいでしょうが、とにかく藤原竜也の人となりが分かって面白いです。
八作目『朱色の研究』。
数年前に起きた未解決事件の犯人を突き止めて欲しい。自身のゼミ生に懇願された火村は事件の再調査を行う。しかし、それを待ち構えていたかの如く新たな殺人が発生してしまう・・・。
タイトルの『朱色の研究』は探偵としては世界的に有名なシャーロック・ホームズシリーズの第一作『緋色の研究』を模倣した物だと分かります。
内容は『緋色の研究』を模倣しているとは思えませんが、全体に朱色がかった雰囲気が続き犯人の動機に至るまで夕暮れの儚さを感じます。
九作目『ペルシャ猫の謎』。短篇集。
ペルシャ猫を飼う一人暮らしの男が何者かに襲われ昏倒した。命に別状は無かったもののその男の証言から事件は謎だらけになってしまう・・・。(ペルシャ猫の謎)
十作目『暗い宿』。短篇集。
元旅館の取り壊し作業中に人骨が発見された。つい数週間前その宿に泊まったアリスはその時何かを掘るような音を聞いていて・・・。(暗い宿)
『ペルシャ猫の謎』『暗い宿』の両方に言えることは無常な雰囲気が漂っているということでしょうか。
『切り裂きジャックを待ちながら』『ホテル・ラフレシア』は特に顕著で有栖川有栖の作品によく見られる情けのないオチは見ていて辛くなります。
見ていて辛くなると言えば実写版『蟲師』です。
恵まれた原作から何故この作品が生まれたのかと考えると自然と涙すら出てきます・・・。
さて、ここまで十作ほど紹介しましたが、まだ半分なんです。
そのうち続きもご紹介させていただきますので今日は・・・
『すべてがFになる』 #3~4 封印再度 一言感想
このブログにアクセスしてくださる皆さん
こんにちは、いとです。
実にありがたいことで、当ブログは開設してから2ヶ月と少したつのですが
2000アクセスを越える事ができました。
これもひとえに皆さんとこのブログのネタの源と言える様々なコンテンツのお陰だと思っています。
そんなことはともかく、本日でドラマ『すべてがFになる』の第2エピソード『封印再度』が終了しましたね。
原作では第5エピソードにあたるこの作品は「天地の瓢」という壺と「無我の匣」という箱の謎と数十年の時を経て繰り返される密室殺人の謎に迫る作品なのですが、
確かに狂気的にも感じる事件の動機に関しては意外で驚きましたが、
どちらかと言うとシリーズファンには劇中で繰り広げられる犀川と西之園のラブコメの方が間違いなく印象に残る作品でした。むしろ推理小説として読んでいる人は少ないだろ。
その点、このドラマは最近のドラマでは珍しく、原作のラブコメ部分の一切をカットしているため純粋な推理モノとして見れます。
しかし、そうしたことによって原作での犀川が事件にのめり込む理由が無くなり原作のイメージからはさらに離れたものになってしまいます。
簡単に言うなら
ドラえもんと、
でも原作とぜんぜん違う国枝先生には蹴られたいです。
さて、そんなこんなで来週はついに『すべてがFになる』ですね。
原作シリーズ初の作品であり、メフィスト賞第一回受賞作品、森博嗣最高の傑作である『すべてがFになる』の実写をどう料理するのか、今から楽しみで仕方ありません。
今回はちょっと記事が短くてすいません。
っていうか、あの、
なんかちょっとパーセンテージ増えてませんか・・・。
そういうブログではないブログと筋肉祭りの『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』
筋肉が大好きな皆さん
こんにちは、いとです。
最近検索から当ブログに来てくださる方が多く、大変嬉しく思っています。
はてなブログには無料で手軽にアクセス解析が出来るツールがついており、どのような検索ワードから当ブログに来たのかが分かるのですが、
残念ながらそういうブログではございません・・・。
そんなことはともかく、
先日シルベスタ・スタローンによる人気シリーズ最新作『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』を鑑賞してきました。
『エクスペンダブルズ』といえばシルベスタ・スタローンが著名なアクション俳優に声をかけ実現したお祭りアクション映画シリーズです。
一作目『エクスペンダブルズ』は、
シルベスタ・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、ランディ・クートゥア、テリー・クルーズと
何かB級臭さを感じる大物アクション俳優陣を揃え中々なド派手アクションなアクションが楽しめる作品でした。
しかし、チームメンバーの中で46歳のテリー・クルーズが一番年下と言えば分かるように全体的に動きが全盛期に比べ鈍重な印象があり、暗いシーンでの戦闘が多いのはそういうことなのかなあ、と感じてしまうほど。
でも未だアクション映画の主演を貼りまくるジェイソン・ステイサムは流石でした。
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『最強無敵の、その先へ。』
二作目『エクスペンダブルズ2』は前作でカメオ出演レベルであったアーノルド・シュワルツェネッガーとブルース・ウィリス、そして本国では神すらも彼を恐れているとされるチャック・ノリスが出演。
相手にはジャン・クロード・バンダムとどんどんとネームバリューのある大物俳優が起用され当時は凄く驚きました。
アクションも鈍重だった前作に比べキレが良くなり、撮影の都合でシーンが少なかったジェット・リーも見事なクンフーを披露してました。
そして、
11月1日より公開が始まった『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』。
ハリソン・フォード、アントニオ・バンデラス、ウェズリー・スナイプスを加え、相手役にはメル・ギブソンを据えた最新作と聞きもう居ても立ってもいられませんでした。
言うまでもないと思いますが、
「リアリティが無い作品はちょっと無理なんですよねー」とか言う人は絶対見ないで下さいね。無理なんで。
っていうかこの作品とかにケチつけちゃう人とかってドラえもんとかどうしてるんですかね?
ウェズリー・スナイプスの常人ではない動き、アントニオ・バンデラスの『デスペラード』の様な二丁拳銃が劇場で見れただけでも感動的でお祭り映画にふさわしいキャスト陣。
しかし、キャスト陣を豪華に、そして人数を増やすと当然のごとく一人一人に割く時間の割合が微妙になります。
その結果、ウェズリー・スナイプスの後半の活躍が薄かったり、何か物語が雑だったりする訳ですがそんな事は僕にとってはどうでも良かったのでした。
でも、欲を言うならジェット・リーとメル・ギブソンを戦わせて欲しかった・・・。
リーサル・ウェポン コレクション(5枚組) 【初回限定生産】 [Blu-ray]
でもでも、見て下さいよこの男男らしさ。女性も一人混じっていますが、今回はクリスマスの女性話などは一切なし、もう完全に筋肉祭りなんですよ。
もうこの筋肉祭りを見れれば充分!筋肉最高って人にはこの映画は是非見ていただきたいです。
あ、違いますよ。
そういうブログじゃないんですからね・・・。