『るろうに剣心 伝説の最期編』と藤原竜也と『ST 赤と白の捜査ファイル』
人斬り抜刀斎と呼ばれ恐れられた皆さん
こんにちは、いとです。
日本の実写化と言えば、刑事ドラマや少女漫画など
今の現代社会から設定が大きくはずれないもの以外は阿鼻叫喚の作品になるのが大概ですが、『るろうに剣心』は久々の当たりでした。
先日、その続編の二部作である『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』を見てきました。
原作のいちファンである自分には相楽左之助が前編ではリンチされただけの上に後編では決戦の場に紛れ込んで来たチンピラ扱いだったのが気に食わないですが、
アクションシーンに関して言えば殺陣の華麗さと非現実的にならないようなギリギリの動きが合わさって、チャンバラアクションでは間違いなく世界に通用する出来だと思いました。
しかし、この作品の殺陣が凄いのは前作から分かってたことなので今更加えて書くこともありません。
でも、4対1の殺陣を実写で再現する演出には感動しました。結局書いてるじゃん。
で、ここからが今回の主題なのですが、やはり今作で一番注目したいのは志々雄真実を演じる藤原竜也。
悪のカリスマ的存在である圧倒的なラスボス、志々雄真実はどのキャストでも無理と言われていたのですが、公開されると同時に好評が聞こえるようになりました。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、自分は日本の男性俳優では山田孝之と藤原竜也の大ファンです。ホモではないです。
そんな自分が最近怒っているのは藤原竜也は「濁点俳優」と呼ばれ、しまいには濁点をつけているだけ、という輩も出てきたことです。
こんなのもありました。
まあ、でもどーせあれですよね、濁点をつけているだけとか言ってる人は
『バトル・ロワイアル』とか『デスノート』とか『藁の楯』しか見てないにわか野郎なんでしょうね。
ここで、バシーンと藤原竜也のプロである自分が紹介してあげますよ。
『カメレオン』
『最も危険な遊戯』で有名な松田優作の遊戯シリーズとして企画したものの実現しなかった作品を藤原竜也で実現した映画です。
謎の多い過去を持つ野田伍郎がとある政府の陰謀を目撃し消されていく友人達の復讐を図るという作品ですが、
危険な過去を持ちながら結婚詐欺で食いつないでいる軽い男と、復讐に燃え暴走する際のギャップが素晴らしい演技でした。
まあ、作品自体は微妙という言葉以外出てこなかったですけどね。
そう言えばこの作品は突然
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛!゛」
と言いながら銃を乱射するシーンが印象的でした。
『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』
アニメ化され有名になった『氷菓』の原作者、米澤穂信の小説『インシテミル』を原作にした推理映画?
1時間11万円という報酬につられバイトに参加した男女10人が殺し合いと推理のゲームに巻き込まれるという映画ですが、
もうぶっちゃけ設定が同じだけで推理も適当だし展開も滅茶苦茶だし、その上根幹のネタだけ原作通りなのでネタバレにもなるという三拍子揃ったダメ映画です。
しかし、藤原竜也を始めとし、北大路欣也、綾瀬はるか、石原さとみ、そして何より武田真治の演技が最高でした。
そう言えばこの作品は不殺の誓いをたてた仲間たちが殺し合いを初めてしまうのを見た主人公が
「ど゛う゛し゛て゛こ゛う゛な゛る゛ん゛だ゛よ゛お゛お゛ぉ゛お゛!゛!゛」
と叫ぶのが印象的でしたね。
『MONSTERZ』
韓国映画『超能力者』を日本リメイクした映画。
見ることで人間を操る能力者と唯一その能力が効かない男の激しい攻防を描いた作品で、
山田孝之と藤原竜也と石原さとみいう完全な俺得映画でした。まあ、内容自体は何とも言えませんでしたが。
藤原竜也の目や顔だけで男の孤独や恐怖や狂気を演出する演技は凄まじく演技だけでも満足出来ました。
そう言えばこの映画も山田孝之演じる田中との攻防中に
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛!゛」
と叫ぶシーンが印象的でしたね。
・・・。
濁゛点゛ば゛っ゛か゛じ゛ゃ゛ね゛え゛か゛よ゛お゛お゛お゛!゛!゛
はい、長い茶番でしたが、ここからは真面目に行きます。
藤原竜也の出演映画は基本有名なので、ドラマやアニメ映画などで内容自体も面白いものを紹介します。
上のと違って本当にみて頂きたい作品なので多くは語りません。
2004年に放映された幕末の激動の時代を生きた、新選組の物語を三谷幸喜が脚本した大河ドラマ。
土方歳三役である山本耕史、山南敬助役である堺雅人、そして沖田総司役である藤原竜也、
ここでは言い切れないほどそれぞれの役がイメージとぴったりで新選組というものの勉強にもなり一石二鳥です。少々長いですけど。
『古畑任三郎FINAL 今、蘇る死』
言わずと知れた古畑任三郎、ファイナルシリーズの第一部。
藤原竜也が犯人役として出演している第一部とイチローの第二部は今でも印象に残っています。
完璧な殺人計画を実行した、と思い込んでいる子供っぽい殺人者の心理を見事に演じきっています。
『ラマになった王様』
ディズニーの送るドタバタコメディアニメ。
ラマになってしまった性格の悪い王様クスコの日本語音声を藤原竜也が担当しています。
「成長」を描いたディズニーらしいアニメで、性格の悪い王様が性格の良い農民と出逢い変わって行く様子を描いた良作です。
そして、最後に紹介するのが先日最終話が放送されたドラマ
『ST 赤と白の捜査ファイル』
今野敏による『ST』シリーズの実写化ドラマ作品。
変わり者だが天才刑事と実直で真面目な刑事のコンビが数々の難事件に立ち向かう連続ドラマで、
STというチームメンバーそれぞれの成長と藤原竜也演じる赤城と岡田将生演じる百合根の掛け合いが魅力的なドラマでした。
来年の1月には映画版が上映されるということで今から楽しみで仕方ありませんね。
因みに『ST 赤と白の捜査ファイル』で一番好きなのは
窪田正孝演じる黒崎です。
・・・。
・・・。
藤゛原゛竜゛也゛じ゛ゃ゛ね゛え゛の゛か゛よ゛お゛お゛お゛お゛!゛!゛!゛