2017年公開映画個人的ランキング 10位〜1位
2017年公開映画個人的ランキング 30位〜11位 - a picture is worth a thousand words
ついにあと数時間で2018年ですね。
来年も観たい映画はたくさんですし、映画だけでなく様々な分野で良き一年になるように頑張りたいです。
さて、そんなわけで2017年の公開映画個人的ランキングも最終回。
10位〜1位は有名映画ばかりになるミーハーぶりですがみなさんとかぶる作品はあるでしょうか。
※ルール1:2017年1月1日~12月31日までに日本で公開された作品
※ルール2:★マーク付きは劇場で鑑賞した作品
※専用記事がない作品は簡単なあらすじを書きます
10位.HiGH&LOW THE MOVIE3 FINAL MISSION★
<感想>
ある意味で一年を通してお世話になったHiGH&LOWシリーズの1つの区切りとなる作品。
実質的な主人公であったコブラが背負い続けて来た「痛みの先にあるもの」に結論を導き出した脚本と実際に拳を使わず決着をつけるコブラの活躍に感涙。
ファン専用映画であることは間違いがないものの、シリーズを追って来て良かったと思わせてくれました。
相変わらずのツッコミどころの多さはご愛嬌。
【映画レビュー】HiGH&LOW THE MOVIE 3 FINAL MISSION【85点】 - a picture is worth a thousand words
9位.RWBY Volume4★
<感想>
海外製アニメの日本語吹き替え総集編第4作。
多くのものを失った人間たちがそれぞれの想いを胸に立ち上がる展開に基本的に弱いのでこの順位に。
純粋に物語の構成も、相変わらずの戦闘描写の華麗さも、日本語吹き替えもクオリティが高くわざわざ東京に足を運んだ価値があったと思わせてくれる作品でした。
【映画レビュー】RWBY Volume4【80点】 - a picture is worth a thousand words
8位.マイティ・ソー バトルロイヤル★
<感想>
個人的に今年一番の伏兵映画。
マイティ・ソーシリーズがどれもあまり面白く感じなかったことに加えてあまりにも酷い邦題がついたため全く期待していなかったのですが、蓋を開けてみると全編ぶっ通しの娯楽作で最初から最後まで楽しめました。
同じ理由でスルーした方は是非とも円盤化したら鑑賞して観てください。
【映画レビュー】マイティ・ソー バトルロイヤル【85点】 - a picture is worth a thousand words
7位.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス★
<あらすじ>
依頼人から品物を盗み出し命を狙われるピーター(クリス・プラット)たちはエゴ(カート・ラッセル)と名乗る男に救われる。
そして実はエゴはピーターにとって深い関係にある存在であることが分かり……。
<感想>
相変わらずのギャグ満載展開の中に家族の絆や「家族」の定義を考えさせる物語を内包させていて終盤はMCU屈指の感動作になっている。
前作に引き続き音楽の使いどころも上手く彼等の登場が確定している『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』への期待も高まります。
6位.新感染 ファイナル・エクスプレス★
<感想>
順当な展開の連続こそが面白いと見せつけてくれた韓国製ゾンビ映画。
普段あまりゾンビ映画を観ない僕ですが、主人公の成長の描き方や王道展開の重ねがけ効果のおかげで退屈を感じずのめり込んでしまいました。
個人的3大ゾンビ映画に入る名作。
【映画レビュー】新感染 ファイナル・エクスプレス【88点】 - a picture is worth a thousand words
5位.帝一の國★
<あらすじ>
政治家への道が確約されると言われている海帝高校の生徒会長の座を狙い入学した赤場帝一(菅田将暉)。
並み居る強敵を打ち倒し生徒会長の座を手に入れるため赤場は策謀をめぐらせる……。
<感想>
「それ本当かよ!?」と言う訳の分からない策略も力技の演出で何となく納得させられてしまうとにかく演出力の高い作品。
第一印象から全くブレない登場人物のなかで唯一主人公だけが好きになったり嫌いになったり揺さぶられる楽しい物語で今年の邦画で文句なくナンバーワンでした。
<あらすじ>
多くの犠牲の上、反乱軍の勝利の鍵となるルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)を見つけ出したレイ(デイジー・リドリー)。
一方、反乱軍は帝国軍の苛烈な攻撃を受け壊滅寸前に追い込まれていた……。
<感想>
シリーズでも随一の賛否両論作。
定石と言える要素を多く裏切り展開の唐突さやとあるキャラの必要性や突飛な行動に批判が集まったが個人的にはシリーズのなかでもトップクラスに大好きな作品。
序盤こそは不満こそあるが終盤の熱いシーンの応酬は初鑑賞時には血が熱くなるのを感じたほどでした。
3位.ギフテッド★
<あらすじ>
自殺した姉の娘メアリー(マッケナ・グレイス)を男手一つで育てるフランク(クリス・エヴァンス)。
亡き姉と同じ天才の頭脳を持つメアリーを普通の女の子として育てようと考えるフランクだが周囲がその状況をよしとせず……。
<感想>
天才は世界に貢献させるために徹底的な教育をさせるべきなのか、普通の人と同じ幸せを掴ませるべきなのか、幸せの形と家族愛について描かれたヒューマンドラマ。
自身の理想を子供に押し付けることの意味などストレートなメッセージ性が心に刺さる。俳優陣の演技も良くヒューマンドラマというジャンルで今年トップの作品でした。
2位.ザ・コンサルタント★
<あらすじ>
自閉症でありながら天才的な数学的頭脳を持つ会計士クリスチャン・ウルフ(ベン・アフレック)。
彼には地域密着の会計士という顔の裏に闇社会を歩き渡る会計士と言う裏の顔があった……。
<感想>
今年もやって来ました舐めてかかった相手が実はめちゃくちゃ強い奴でしたシリーズ。
しかし、この作品は例年のその手の映画と違い物語性が非常に優れており想像の斜め上を行く終盤の展開と会計士として陰謀の謎を解明していく面白さ、そして主人公の圧倒的強さなど見所が何重にも加わった一味違う最強キャラ作品。
既に続編が決まっているほどの人気で僕も大好きな作品でした。
1位.ハクソー・リッジ★
<あらすじ>
田舎町でキリストの教えを信じ生きてきた心優しき青年デズモンド・ドス(アンドリュー・ガーフィールド)。
ある日、彼は戦地で命を落とす兵士たちに心を痛め、衛生兵として命を救うために兵役を免除されていたにも関わらず陸軍に志願する。
しかし、人を殺さないと言う教えを大事にしていたデズモンドは銃を持つことを拒否した事から軍内で嫌われ……。
<感想>
第二次世界大戦下、沖縄の戦地で敵味方問わず多くの人間を救った銃を持たない英雄を映画化したメル・ギブソン監督作。
実話映画にありがちな展開の起伏の無さや、前提条件として知っておかなければならないことの多さなどがこの映画にはなく前知識ゼロの状態から1つの映画としてしっかりとした起伏の上で楽しめる作品。
「なぜ彼が軍内で嫌われるのか」「沖縄の戦いはどのような過酷な戦いだったのか」「彼の偉大な行いとは」が臨場感たっぷりと描かれ、戦地において人を殺さずに英雄となったデズモンド・ドスと言う人の偉大さを知れます。
古今東西の第二次世界大戦を描いた作品の中で一番心に響いた作品でした。
以上で僕の2017年公開映画ランキング92位〜1位を紹介し終えました。
今年は革命的な作品と呼べる作品こそ少なかったものの作品としての質は高い作品が多い印象でした。
来年も様々な映画が楽しめる一年であってほしいですね。
それでは皆さんも良いお年をお迎えください。